【なるべく安く済ませたい】外壁塗装、一部だけ塗るのは逆に損!
2024.09.10
高価な買い物でもある外壁塗装。
汚れや傷は一部だけ。できれば一部だけ塗って費用を安く済ませたい!
と考えている方も多いのではないでしょうか?
たしかに、全体を塗るよりも塗料や工数も少なく済み、
時間もお金もかからないなら、それに越したことはありませんよね。
ですが、外壁の一部の塗装は、あまりおすすめできません。
というのも、全体を塗るよりもかえってお金がかかってしまったり、お家の見栄え、傷みの進行などの点で、
将来を見越すと、逆に損をしてしまう可能性があるからです。
今回は、一部だけ塗るのは損な理由と、一部塗りだけでもいいケースのご紹介していきます。
目次
一部だけ塗るのことが損な理由
全体を塗るよりも、
一部分だけ塗ることで損してしまう理由は以下の4つです。
- ①足場工事・飛散防止シート代が都度かかってしまう
- ②外装にムラができてしまう
- ③塗らないところの傷みがどんどん進む
- ④塗装のタイミングを管理しなければならない
具体的な解説をしていきますね!
①足場工事・飛散防止シート代が都度かかってしまう
部分塗装で高いところの塗装の場合は、必ず足場を組みます。
2階建ての足場を組む場合、10万円~20万円ほど。
部分的に気になるところが出てきた、ということは
そう遠くない未来に再度塗装する時期を迎えるということ。
その際にまた足場代がかかる、となると、
かなりもったいないですよね。
さらに、職人さんの工賃や、飛散防止シート代なども都度かかってきます。
②外装にムラができてしまう
一部分だけ塗装した場合、
すでに塗装している箇所の経年のこすれ具合、色合い、ツヤの出方などをまったく同じように塗装することはできません。
その為、どうしても新しく塗った部分とは、
差ができてしまうのです。
見栄えを気にされる場合は、特におすすめできません。
③塗らないところの傷みが進む
外壁塗装は、雨や、熱からお家を守ってくれる役割もあります。
そのため、塗っていない部分はどんどんと傷みが進んでいきます。
部分的に保護しても他の部分は保護されないので、
お家を守る、という外壁塗装のメリットを充分に発揮できません。
また、布を一部分破っただけで、破れた部分から簡単に破れるようになってしまうように、外壁も一部分の傷みが発生すると、簡単に傷みが進んでいきます。
④塗装のタイミングを管理しなければならない
部分的に塗装をしても、近い未来で他の部分を塗らなければならない時期を迎えます。その際には、今回塗装した部分を避けて塗装することになるので、
「この部分は先に塗ったからあと5年で塗装」
「こっちは後に塗ったからあと6年で塗装」と
タイミングをずらして管理しなければなりません。
一部塗りだけでも良いケース
基本的には全面塗装をすることがおすすめではありますが、以下のように一部例外もあります。
- ・隣の家がある影響で塗装ができなかった時
- ・増改築があった時
- ・エアコン、ガスボンベ、給湯器などの未塗装部分の補修
隣の家がある影響で塗装ができなかった時
隣の家に面する部分に足場がかけられなかった、などの理由で一部塗装ができないケースがあります。
隣の家がなくなり、塗装できるようになった時に一部塗装することは〇!
むしろ、塗装をして他の部分と塗装の周期を合わせられたり、傷みの進行も抑えることができるので、
早めに塗装することがおすすめです。
増改築があった時
家族が増えて手狭になったなどの理由でお家を増築した時には、
見栄えや、増築した部分のお家との塗装周期を合わせるためにも、
元々あったお家部分を塗装することがおすすめです。
エアコン・ガスボンベ・給湯器跡などの未塗装部分の補修が必要な時
LPガスからオール電化に変更した、リフォームでエアコンの位置が変わった、など
外壁に設置していたものを撤去・もしくは移動した時に未塗装部分が露出することがありますよね。
その際は、取り付けていたビス穴が開いていたりすることもあるので、
早めの補修・その部分のみの塗装が必要となります。
トータルコストをみても、全面塗装がおすすめ!
以上の理由によって、一部のケースを除き、
塗装をするなら全面塗装がおすすめです!
コスト面だけ見ることも大切な要素ではありますが、
現状だけでなく未来にかかってくるコストやリスクを知って、
選択することで後悔しない外壁塗装ができますよ!