【外壁塗装下塗り】シーラー?フィラー?下塗り材の種類は?
目次
外壁塗装はただ塗れば良いわけでなく、きちんと手順を踏んだ上で塗装しなければ
本来の外壁塗装の効果を発揮できません。
塗りの作業の中でも、仕上がりや効果の土台となるのが「下塗り」の工程。
下塗りは、中塗り・上塗りの接着率、耐久性を高めてくれます。
外壁材の種類や劣化度合いによって、下塗り材の種類を変えて塗装します。
今回は、下塗り材の種類と特徴についてご紹介。
塗料を見極めて、きれいな状態が長く保つお家にしていきましょう!
下塗り材のそもそもの役割
◆上塗りを密着させる
下塗りをしておくことで、外壁の劣化状態を整えることができます。
荒れた状態のまま上から塗料を塗るのと、
ある程度整った上に塗料を塗るのとでは仕上がりや、持ちに差が出てきます。
◆外壁に塗料が吸い込むのを防ぐ
下塗り材は、塗料が外壁へ吸い込んでしまうのを防ぐ役割もあります。
外壁の傷から塗料を吸い込んでしまったり、
そもそも塗料を吸い込みやすい外壁材(ALC外壁など)があります。
塗料を吸い込むと、上塗り塗料の機能を発揮させるための厚みを保てなくなるため、
色ムラができてしまったり、塗料が薄い箇所から劣化してくことも。
◆塗装の機能性を高める
下塗り材も、さまざまな機能を持ったものが販売されています。
お住まいに使用されている外壁材の特徴をふまえながら、
優先したい機能で選ぶことで、長持ちする外壁塗装につながります。
◆外壁材の色を隠し、仕上がりを綺麗にする
例えば極端ですが、黒い色の外壁をミントグリーンに変えたい、など
現状の外壁の色と変更したい色に大きな差がある場合や、元々の外壁に模様がある場合など
既存の外壁色が透けて見えないようにする必要があります。
そのため、下塗り材を使用することで美しく、理想通りの外壁色にすることができます。
下塗り材の種類と特徴
◆シーラー
密着性を高めるだけでなく、外壁への塗料吸い込みを防ぐ役割があります。
液体の特徴として、サラサラしているため伸びがいいです。
シーラーの中でも種類があります。
既存の外壁材の痛みが激しい場合は、吸い込み防止効果が高い「油性タイプ」
劣化が痛みが激しくない場合は「水性タイプ」を使用することが多いです。
◆プライマー
シーラーと同様、外壁材への塗料の吸い込みを防ぐために使用します。
シーラーとプライマーに違いをつけずに、販売している塗料メーカーもあります。
ただし、プライマーという名前で販売されている塗料にはさび止め効果を持つものもあり、
ガルバリウムなど、金属の下地にはプライマーを使用することが多いです。
◆フィラー
フィラーはシーラーなどと比べて、ドロドロとした材質です。
凹凸模様があったり、ひび割れがある外壁材にぴったりな下塗り塗料!
粘り気があるため、厚みをつけて塗る必要があり、
ひび割れなど凸凹した面を平らにしたり、覆ったりすることができます。
◆微弾性フィラー
シーラーとフィラー、両方の特徴を持ち、硬めのゴムのような伸縮性がある塗料です。
ひび割れしやすいリシン吹付、スタッコ吹付などの外壁と相性がいいです。
◆サーフェイサー
下塗りと上塗りの間に使用する塗料です。
下塗り材との密着性を高める効果があるため、
傷んでる外壁材の場合、シーラーと一緒に使用されることもあります。
使用場面別 下塗り材の目安
どんな時 | この下塗り材 |
---|---|
傷んだ外壁 | シーラー |
金属の外壁や傷んだ外壁 | プライマー |
傷や劣化が激しい外壁 | フィラー |
吹付仕上げの外壁 | 微弾性フィラー (傷みが激しい場合シーラーを先に塗ります) |
シーラー後の微調整・密着度を高めたい | サーフェイサー |
※あくまでも目安となります。現状の症状、外壁の材質やご要望、上塗り塗料の種類などで選ぶ塗料は異なります。
実際の施工時は業者さんにご相談ください。
まとめ
下塗り材は外壁塗装を成功させるために、とても重要な役割を果たしています。
主な役割としては以下のようになります。
・ 外壁と上塗りの塗料を接着させる
・ 外壁材が塗料を吸い込むのを防ぐ
・ 塗装の機能性を高める
・ 外壁材の色を隠し、仕上がりを綺麗にする
また下塗り材にも種類があり、
外壁の種類や、劣化度合などの症状、優先したい効果、上塗りの種類によって
選ぶべき下塗り塗料は変わってきます。
理想の塗装に合った塗料を選んでいきたいですね!
塗料の役割や種類をなんとなくでも知っておくことで、
長持ちし、長期的に考えて損しない塗装をすることができます。
今回の記事が、より生活を豊かにするヒントになりましたら幸いです!
塗料選びは、個人で判断することがとても難しいです!
外壁塗装をする際は必ず専門の業者に見てもらい、お家に合った塗料を選んでいきましょう!
静岡県西部の外壁塗装は、住まいるリフォームでもご相談できますので、
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