ご自宅の壁はどんな素材ですか?
目次
ご自宅の壁はどんな壁?
新築戸建住宅の外壁材
材料別構成比
出典 : 日本窯業外装材協会、日本サッシ協会 H29
住宅の外壁材の種類は様々なものがありますが、現在では7〜8割が窯業系サイディングを使用しています。
サイディングは、板状の外装材を貼り付けた外壁で近年の主流の工法です。サイディングの素材には、アルミ、スチール、セメントなどがあり、同じサイディングでもタイプが異なります。
サイディング外壁の共通する部分として、外装材の目地を埋めるコーキングの存在があります。この部分は年⽉によって劣化しやすいため、サイディングを塗装する際はシーリングも一緒に交換します。
窯業サイディング
デザインバリエーションも豊富で、地震に強く、耐火性にも優れているサイデイング。最も多く利用されています。
- 要注意症状
- コーキングのヒビ割れ、チョーキング、色あせ、藻やカビ、等
タイル・石積調サイディング
窯業系サイディングの一種。独特のデザインのため、塗装の際は、2色塗り塗料などを選ぶ必要があります。
- 要注意症状
- コーキングのヒビ割れ、チョーキング、色あせ、藻やカビ、等
⾦属系サイディング
耐久性に優れ、窯業系サイディングと⽐較して、⻑期間メンテナンスの必要が少ないのが⼤きなメリットです。
- 要注意症状
- チョーキング、サビ、剥がれや反り等
窯業系サイディングには、上記以外にも、
木質系のウッドサイディング、
樹脂系サイディングなど、
様々な種類があります。
ご自宅の壁の種類がわからない時は、お気軽にご相談下さい。
ALC
(軽量気泡コンクリート)
コンクリートの欠点である重さを克服したのが、ALCです。旭化成のヘーベルハウスでよく使われます。軽量で⼈体に無害ですが、水には弱いです。
- 要注意症状
- ひび割れ、チョーキング、塗膜の剥離、色あせ、藻やカビ、等
RC
(鉄筋コンクリート)
打ちっぱなしと呼ばれ、表面に撥水剤を塗ったり、表面に仕上げ材を吹き付けて仕上げる⽅法を⾏うこともあります。
- 要注意症状
- ひび割れ、チョーキング、塗膜の剥離、色あせ、藻やカビ、等
モルタル
1980年代までは主流の外壁材。表面がざらざらしたリシン、スタッコ、表面はつるつるの吹き付けタイルなどがあります。
- 要注意症状
- コーキングのヒビ割れ、チョーキング、色あせ、藻やカビ、等
モルタルは、様々な種類がありますが、
外壁塗装のご依頼はまだまだ多い建物です。
サイディングと比較して、塗料を多く使うことが多く、
作業自体も時間がかかるケースがあります。
レンガ
レンガは、100年以上の耐久性と言われていますが、実際には欠けたり、色あせが出てきます。通常の塗料で塗装すると風合いがなくなるので、クリヤー塗料を使います。
タイル
タイルはデザインやカラーバリエーションも豊富なものが多いです。タイル調の窯業系サイディングもあります。タイルの壁には、風合いを保つためにクリアー塗料を使います。
漆喰
漆喰は、通常の塗料で塗装すると1,2年で剥がれてきてしまいます。ですので、専用の塗料(日本ペイントのケンエースや漆喰仕上げ塗材)を使って塗装します。
見た目はレンガ調、タイル調でも、
窯業系サイディングであるケースも多々あります。
ご自宅の壁が何を使っているのか、
新築の際にご案内を受けていれば
間違いありませんが、
実際は現地にてご確認させていただいたほうが確実です。